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しっぽの釣り

まんが日本昔ばなし『しっぽの釣り』



あらすじ



昔、ある村に気のいい長者が住んでいました。長者は、大きな家と美しい庭園を所有していましたが、一人暮らしで寂しく思っていました。ある日、長者は庭園の池で釣りをしていると、一本の釣り糸が目に留まりました。



糸をたぐると、大きなナマズがかかっていました。長者はナマズに話を聞くと、ナマズは池の主であり、長者の持つ金ピカの煙草入れが気に入ったと言いました。長者は煙草入れをナマズにあげると、ナマズは「お礼に何かしてあげよう」と言って去っていきました。



それから数日後、長者は家の中で寝ていると、夢にナマズが現れました。ナマズは「私のしっぽを釣ってみてください。釣れれば、私は貴方の家来になりますよ」と言いました。



長者は目を覚ますと、さっそく池でナマズのしっぽを釣り始めました。しかし、ナマズのしっぽは滑りやすく、なかなか釣れません。それでも長者は根気強く釣り続けました。



途中、村人たちが長者の様子を見にやって来ましたが、長者は構わず釣り続けました。ついに、長者はナマズのしっぽを見事に釣り上げました。



すると、ナマズは約束通り長者の家来になり、長者にたくさんの財宝をもたらしました。長者はナマズとの約束を守り、ナマズが池に戻れるようにしてあげました。



登場人物



長者


ナマズ


村人



教訓



約束を守る大切さ


根気強く努力することの大切さ


助け合うことの大切さ


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